床の無垢材が魅力的な、自然素材の質感がそのままに生かされた住まい。木の質を決めるのは乾燥方法といわれていますが、この床材は「音響熟成木材」といわれ、常温熟成庫の中でクラシック音楽を聴かせ、熟成乾燥させるという方法を用いています。木の細胞が破壊されないため、時が経つほど美しいツヤが出現し、末永く愛着が持てる住まいです。
自然素材の温もりと優しさに心安らぐリビング空間。芳しい香が住まいに漂い、まるで森の中にいるような錯覚を覚えます。リビングの隣には続き間として使える畳コーナーも設置し、開放感を演出しました。
家族の動きがキャッチできる対面キッチンを採用。食事をつくる場所以上に、家族のコミュニケーションの場所としてしても一役買っています。
素足に気持ちいい、ナチュラルな質感の床材。木材の表面を何度もこすって年輪を浮き立たせる「浮造り(うづくり)」加工を施し、素材の魅力を引き出しました。歩くと足の裏に適度な刺激も与えてくれるので、健康にも良さそうです。
訪れる人を温かく迎えてくれそうな、味わい深い木製の玄関ドア。気品や風格を感じさせるアイアン飾りも目を惹き付けます。